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坐骨神経痛とは?
一般的に坐骨神経痛といえば、高齢者の腰椎(ようつい)4番・5番と仙骨(せんこつ)の間が狭窄(きょうさく)になり神経根を絞抱(こうやく:しめつけ)、 圧迫して下肢への痛みやしびれが出るという症状を言いますが、最近では運動不足のせいか30〜40代 でも多く見受けられます。 先ず高齢者の場合ですが、椎間板が老齢化により水分を失い薄くなり椎間が狭くなった結果、腰椎の横の椎間孔から出ている神経根が絞抱、圧迫されて起きます。
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椎間を狭くする原因に脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)も萎縮、短縮してきている事があげられます。だから高齢者の場合は脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)であるといえます。 30代、40代の場合は運動不足から筋肉が弱化し縮んできて椎間板を押しつぶしたようになり若干のヘルニア傾向を示しますが、30〜40代の椎間板ヘルニアは10〜20代中半の髄核ヘルニアとは少々違います。
髄核へルニアとは椎間板が押しつぶされるような形で椎間板の中の髄核が突出するようなヘルニアです。30〜40代のヘルニアでは、髄核も若干硬化してきているので突出せず、固くなりかけた餅(椎間板)が圧迫され横広がりになった状態を言います。 横広がりになった椎間板自体が神経根を圧迫する事は殆ど有りません。狭くなった椎間が問題なのです。
つまり条件的には高齢者と同じ様な状態になっているのです。
しかし、中年の場合は未だ筋肉に弾力性もあるので脊柱起立筋を始めとする背筋、腰筋の柔軟性を取り戻すように処置して椎間を広げてやれば比較的早く快復する事が出来ます。 高齢者の場合は老齢化による生理的な筋短縮があるので治療と共に自身の生活習慣の改善も重大になってきます。これは何も高齢者だけではありません。
30〜40代の中年にも言える事で、ウォーキング等自分自身の日常のケアーも重要です。 30〜40代ではスパイナル・リージョン(椎骨のミリ単位での変位)が坐骨神経痛の原因となることもありますが、この場合はオステオパシー手技療法で矯正すれば簡単に治癒します。これなども、元もとの原因は背筋並びに腰筋の筋拘縮から起こるのです。
若年層の坐骨神経痛は殆ど椎間板ヘルニアによるものでありますので、別表「椎間板ヘルニア」の項を参照してください。稀にスパイナル・リージョン(椎骨変位)が原因の場合もあります。 運動選手の梨状筋(りじょうきん)が膨れて、その結果坐骨神経に触れてしまい坐骨神経痛を引き起こしたという非常に稀な例もあります。
いづれにしましても、30代以上の方の坐骨神経痛は仕事や日常の生活習慣が大いに影響を与えていると言えましょう。
治療についてですが、無頓着なマッサージやけん引及び腹帯は余計に筋肉を硬化させるので注意した方が良いでしょう。
筋肉はその末梢神経が微妙で繊細ですので、筋肉の拘縮を解放するには非常に熟達した技術が必要です。
オステオパシー手技療法はこう言った症状にソフトに対応する最適な治療法と言えます。
羅病期間や症状や年齢に個人差はありますが、最高齢として70歳前半ぐらいまででしたら治癒する例は多いです。
東洋オステオパシー研究所
理事長 理学博士

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